はじめに
ここでは、「視聴者の心を動かすライティング」を解説します。
ライティングスキルを身につける理由
ライティングを学ぶ理由は、一度掴んだ視聴者の心を離さず、最後まで動画を見てもらうためです。
せっかく動画を見てもらえても、視聴者を惹き付けることができなければ、動画を最後まで見てもらえません。
動画を最後まで見てもらって、視聴者に満足をしてもらいましょう。
視聴者が動画を最後まで見てくれて、満足してくれれば動画も多くの人のオススメに載るようになります。
このあたりは、最初に解説をしたYouTubeのアルゴリズムを思い出してもらえれば、納得感があるかと思います。
▼YouTubeのアルゴリズム

台本の必要性
動画を撮影する前には「台本」を作成しましょう。
台本が必要な理由は、「1動画あたりの情報量を最大化するため」です。
ハウツー系YouTuberは、台本を作り込まない人が多いようですが、私は台本は必須だと思っています。
さらに、一言一句すべてを書いた台本を作る方が、圧倒的に質が高まるのでオススメをしています。
私もすべての動画をフル台本で作っています。
視聴者は1秒も無駄がない「質の高い情報が詰め込まれた動画を見たい」と思っています。
視聴者は、YouTube上に溢れる大量の動画からたまたま、あなたの動画を見てくれるわけです。
最初から、あなたの動画を目当てに見に来てくれることはありません。
でも、動画を見て「この人の他の動画も見たい」と思ってもらうことができれば、継続的にあなたのチャンネルの動画を見てくれるようになります。
視聴者に「この人の他の動画も見たい」と思ってもらうには、「動画の質」が高くなければなりません。
ハウツージャンルにおける「動画の質」とは「情報の質」です。
視聴者は、何かしらの悩みを持っていて、悩みを解決するための情報を得るために動画を視聴します。
この「情報の質」を最大まで高める手段が「台本を作ること」なんです。
台本を作らずアドリブで話すと、無駄な事を言ってしまいます。
さらに、瞬発的に考えなければならないので、広く、深く考えることができず、浅い話になる可能性が高くなります。
もちろん「アドリブでもある程度良い話ができる」という方もいるでしょう。
でも、その結果、チャンネルは思うように伸びているでしょうか。
もし爆発的に伸びているとしたら、アドリブでの話し方や、人を惹き付ける話し方が視聴者の心動かしている証拠です。
今のスタイルで続けるべきです。
ただ、その場合でも、今回紹介する構成、伝え方のポイントが参考になる部分もあると思います。
かいつまんで取り入れてもらえると、さらならる伸びが期待できることでしょう。
一方、もし、チャンネルが伸び悩んでいるという方は、騙されたと思って一回フルで台本を作ってみてください。
圧倒的に情報の質が上がって良い動画になるはずです。
なぜなら、あなたは何かしらの専門的な知識があるため、時間をかけて考えれば考えるだけ、普通の人が驚くような良い話ができるからです。
もしどうしても、何かしらの事情でフルで台本を作れないという方は、構成・伝え方のポイントを知るだけでも参考になるはずです。
台本のゴール
台本のゴールは「飽きずに最後まで見てもらえること」です。
では、飽きずに最後まで見てもらうためには何が必要でしょうか?
私が定義する「飽きずに最後まで見てもらえる動画」は以下の項目です。
- 自分のための動画だと思うこと
- 最後まで見れば悩みが解決すると思えること
- 驚きの結論を提示されること
- 納得感のある理由、根拠が提示されること
- プラスアルファの情報が得られること
これらの項目が満たされていれば、飽きずに最後まで見てもらえるでしょう。
それではここからは、私が定義した「飽きずに最後まで見てもらえる動画」の前提をもとに、実際に仮メンタリストえるや、私が関わった大物ビジネスYouTuberも使用する台本の作成方法を具体的に解説します。