「悩みへの共感」の伝え方
悩みへの共感
- 挨拶
- 刺さる一言
- 一言でベネフィットを提示
- 動画の概要
- 悩みへの共感<ココ>
- ベネフィットの再提示
- チャンネル登録誘導
- 目からウロコの結論
- 納得感のある理由
- 信憑性のある根拠
- LINE特典の提示
- +αの役に立つ話
- エモいメッセージ
- まとめ
- チャンネル登録誘導
続いて、「悩みへの共感」です。
イメージを掴んでもらうために、最初に具体例を紹介します。
▼具体例
「告白の仕方」を紹介する動画の場合
理想の問いかけ
みなさん、好きな人ができて、デートをしてLINEも毎日して
良い感じの関係が築けてきたら、どうなりたいですか?
そう、ずっと一緒にいたいですよね。
悩みの言語化きっとあなたは今、好きな子にとって、かなり良いポジションにいるんだと思います。
だからこそ、この機会に、ずっと一緒になりたくて
「告白をしよう」と考えてるのではないでしょうか?でも、どうやって告白したら良いか分からない
せっかく、良いところまできたのに、変な告白の仕方をして振られたらどうしよう・・・
そんな悩みで頭がいっぱいなんだと思います。
実体験を交えた共感その気持ちは分かります。
私も過去に好きな人ができたとき、いざ「告白をしよう!」と思っても、何と伝えれば良いかまったく分かりませんでした。
周りにも相談できないし、ネットで調べても何が正しいのかが分からない・・・そんな状態でした。
不安の煽りそして、あなたが好きになった人は、きっと素敵な人でしょう。
ということは、他の人もその人のことを好きになってもおかしくないですよね。
意外と自分が知らないところで、ライバルが動いているのはよくあることです。
自分が告白する前にもし、他の人と付き合ってしまって、今の関係が終わるなんて考えたらめちゃくちゃ不安ですよね。
でも安心してください。
多くの人はこの「告白の仕方」を間違えて、せっかく付き合えるポジションにいるのに、最後の最後で失敗をしてしまうんです。あなたも、散々自分で考えて、ネットで調べて・・・
それでも分からないから、この動画にたどり着いたのだと思います。
多くの人も同じように、自分で考えて、調べても失敗してしまうんです。ですから、今日私がお伝えする「告白の仕方」を覚えて、”最悪の告白”をして振られないよう、準備をしましょう。
「悩みへの共感」を伝える目的
「悩みの共感」を伝える大枠としての目的は「この先も動画を視聴したいと思ってもらうため」です。
いきなり動画の本筋に入る前に、視聴者を聞く姿勢にしてあげる必要があります。
YouTubeには、大量のコンテンツが溢れかえっているため、視聴者は、動画を開いて「自分が得たい情報が得られなさそうだ」と感じたら、すぐに離脱して別の動画を見ます。
ですから、とにかく冒頭で「この動画を見ればあなたの得たい情報が得られます!」ということを伝える必要があるんです。
その手段として「悩みへの共感」を伝えます。
「悩みへの共感」も、冒頭の具体例でも書いたようにフォーマットがあります。
▼「悩みへの共感」のフォーマット
◎理想の問いかけ
◎悩みの言語化
◎実体験を交えた共感
◎不安の煽り
ですので、ここからは、このフォーマットに沿ってひとつずつ解説します。
◎理想の問いかけ
▼冒頭の例
◎理想の問いかけ
みなさん、好きな人ができて、デートをしてLINEも毎日して
良い感じの関係が築けてきたら、どうなりたいですか?
そう、ずっと一緒にいたいですよね。
まず「悩み」があるということは、「解決をした後の理想の姿」もあるはずです。
ですから、悩みに共感をする前に、まずは「理想の姿」を問いかけます。
「理想の問いかけ」をする目的は、「悩みをより際立たせるため」です。
視聴者には悩みがあるものの、その悩みがどれだけ深い悩みかを認識できていません。
たとえるなら、登山をしているときに道に迷ったけど、今自分が何合目にいるか分かっていない状態です。
もし山頂付近なら、道に迷ってもそこまで焦ることはありません。
でも、山頂までかなり距離がある山の中間あたりだと、どうでしょう。
道に迷っている間に、ふもとにも山頂にもたどり着けずに、日が暮れて遭難してしまう可能性があるため、もっと焦らなければなりません。
このように、現在地が分からないと、自分の悩みの深さも分からないんです。
現在をはっきりさせるためには、ゴール(理想の状態)を明確にしてあげる必要があります。
「あなたは、このゴールを目指していますよね。でも現状はこの地点なんです。この差は明らかにまずいですよね。分かりますか?」
と言ったイメージです。
ですから、ここではできるだけ高い理想の状態を掲げましょう。
そうすることで、視聴者は理想の状態と現状の大きなギャップに気づいて、より自分の悩みが深いことに気づきます。
悩みが深ければ深いほど「解決しないとまずい」という感情になるため、視聴者を動画に惹き付けることができます。
◎悩みの言語化
▼冒頭の例
悩みの言語化
きっとあなたは今、好きな子にとって、かなり良いポジションにいるんだと思います。
だからこそ、この機会に、ずっと一緒になりたくて
「告白をしよう」と考えてるのではないでしょうか?
でも、どうやって告白したら良いか分からない・・・
せっかく、良いところまできたのに、変な告白の仕方をして振られたらどうしよう・・・
そんな悩みで頭がいっぱいなんだと思います。
続いて、「悩みの言語化」です。
「悩みの言語化」をして伝える目的は、視聴者に「得たい情報が得られそうだと感じてもらうため」です。
冒頭でもお伝えしたように、動画を最後まで見てもらうためには、視聴者に「この動画を見ればあなたの得たい情報が得られます!」ということを伝える必要があります。
では、どうすれば視聴者に「自分が得たい情報が得られそうだ」と感じてもらうことができるのでしょうか?
それにはまず、視聴者の「得たい情報」とは何かを考えます。
YouTubeの視聴者は何かしらの問題(悩み)の解決をするために動画を見ています。
ですから、視聴者の得たい情報とは「悩みへの解決策」です。
では、視聴者に何を伝えれば「悩みへの解決策を得られそうだ」と感じるかを考えてみましょう。
まず、そもそも正しい解決策であるためには、「悩み」を正しく理解する必要があります。
「悩み」を正しく理解せずして、正しい解決策を導き出すことはできません。
逆に言えば、「悩み」を正しく理解していれば、正しい解決策を導き出すことができます。
視聴者も「この人は私の悩みを正しく理解しているな」と、思うことができれば、「正しい解決策が得られそうだ」とも感じます。
ですから、まず「視聴者の悩みを理解していること」を伝えることが重要なのです。
この人は「私の悩みをちゃんと理解してくれている」と思えば、動画を見続けてくれます。
この「悩みの言語化」に対して「そうそう!」思わせることができればできるだけ、視聴者は動画に惹きつけられます。
「悩みへの共感」で伝える内容は、企画を作るときに考えた「視聴者の悩み」を参考にして考えましょう。
◎実体験を交えた共感
▼冒頭の例
実体験を交えた共感
その気持ちは分かります。
私も過去に好きな人ができたとき、いざ「告白をしよう!」と思っても、何と伝えれば良いかまったく分かりませんでした。
周りにも相談できないし、ネットで調べても何が正しいのかが分からない・・・そんな状態でした。
悩みは言語化するだけではダメです。
視聴者に共感しましょう。
視聴者への悩みに共感することで「この人は私のことを分かってくれてる」と感じて、動画を見続けようとしてくれます。
共感をする際は「実体験を交えた共感」をするようにしましょう。
「実体験を交えた共感」を伝える目的は「この人なら悩みを解決してくれそう、と思ってもらうため」です。
自分が何かに悩んでいる時、みなさんならどういう人に相談をしますか?
おそらく共通するのは「過去に同じ悩みを持っていて、解決をした経験がありそうな人」ではないでしょうか?
自分と同じ悩みを持っていて、解決した人の話ほど参考になるものはありません。
どれだけ優れた人でも、自分で経験がしたことがない悩みへの解決策は、やや説得力に欠けます。
ですから、冒頭で「私も同じ経験をしたことがあるんです」と伝えることで、一気に信頼感が増して「この人なら悩みを解決してくれそう」だと思ってもらえるんです。
さらに、過去に悩んでいた自分をさらけ出すことで、親近感も湧きます。
より共感性を高めるには、自分が悩んでいた時の話を「具体的なストーリー」で伝えることがオススメです。
冒頭の例で紹介をした程度の具体性でも十分です。
もし、もっと深いエピソードがある場合は、そのエピソードを語りましょう。
◎不安を煽(あお)る
▼冒頭で紹介した具体例
不安の煽り
そして、あなたが好きになった人は、きっと素敵な人でしょう。
ということは、他の人もその子のことを好きになってもおかしくないですよね。
意外と自分が知らないところで、ライバルが動いているのはよくあることです。
自分が告白する前にもし、他の人と付き合ってしまって、今の関係が終わるなんて考えたらめちゃくちゃ不安ですよね。
でも安心してください。
多くの人はこの「告白の仕方」を間違えて、せっかく付き合えるポジションにいるのに、最後に失敗してしまうんです。あなたも、散々自分で考えて、ネットで調べて・・・
それでも分からないから、この動画にたどり着いたのだと思います。
多くの人も同じように、自分で考えて、調べても失敗してしまうんです。
ですから、今日私がお伝えする「告白の仕方」を覚えて、”最悪の告白”をして振られないよう、準備しましょう。
この具体例を見て、「せっかく付き合えるポジションにいるのに、最後で失敗してしまうんです」と不安を煽っているのに気づいたでしょうか?
この、不安を煽るということは、人を動かす際の常套(じょうとう)手段です。
不安を煽る目的は、視聴者に危機感を持たせるためです。
視聴者は危機感を持つことで、「この動画を見ないとまずい」という感情になります。
企画の章でお伝えした、「プロスペクト理論」を覚えているでしょうか?
人は、何かを得たいという欲求よりも、今持っているものを失いたくないという欲求の方が強いのです。
ですから、企画をする際にも、ネガティブを回避する訴求をすることを意識しましょう、とお伝えしました。
ネガティブを回避する訴求を「ネガティブ訴求」と言います。
▼企画の章でお伝えした内容
端的に言うと、「モテる服装TOP5」より「女子がドン引きするダサい服装ワースト5」の方が見られるということです。
「悩みへの共感」パートでも、このネガティブ訴求は大いに活躍をします。
「悩み」があるということは「何かに対して不安がある」わけです。
例えば、「どうやって告白をしたら良いか悩んでいる」という心理には「告白して振られたらどうしよう」という不安が隠れています。
この不安を、言葉にして伝えることで「その通りなんだ!それは避けたい!」と思わせることができます。
不安・危機感を煽ることで、視聴者を引きつけましょう。
ただ、企画の章でもお伝えしましたが「不安の煽り」は、やりすぎると視聴者を不快にしかねません。
そこで、多用はせずに、特に強調したいときに、スパイスとして活用するといいでしょう。