「目からウロコの結論」の伝え方
目からウロコの結論
- 挨拶
- 刺さる一言
- 一言でベネフィットを提示
- 動画の概要
- 悩みへの共感
- ベネフィットの再提示
- チャンネル登録誘導
- 目からウロコの結論<ココ>
- 納得感のある理由
- 信憑性のある根拠
- LINE特典の提示
- +αの役に立つ話
- エモいメッセージ
- まとめ
- チャンネル登録誘導
続いて、「目からウロコの結論」です。
目からウロコの結論とは?
「目からウロコの結論」とはそのままの意味で、「驚きの結論」ということです。
▼具体例
◎「なぜかモテない人の性格」という動画の場合
普通の結論 :傲慢な性格の人はモテません。
→まぁ当たり前だよね、と感じます。
目からウロコの結論:謙虚な人はモテません。
→え?普通謙虚な人はモテるでしょ。なんで?と感じます。
目からウロコの結論にする目的
ただの結論ではなく「目からウロコ」の結論にする目的は、視聴者に継続的に動画を見てもらうためです。
伸びるチャンネルとは、「質の良い動画”だけ”をアップしているチャンネル」なんです。
ここで言う「質」とは、「結論の質」のことを指します。
結論が当たり前のものではなく、驚きのある結論であるほど、質が高いと言えます。
もちろん、驚きだけでなく納得感も必要ですが、まずは結論を聞いた時点でありきたりでないことが重要です。
ハウツー動画において、動画の質のほとんどは「結論の質」で決まります。
なぜなら、ハウツー動画における「結論」は「悩みへの解決策」だからです。
ハウツー動画を見る人は、自分が抱える「悩みへの解決策」を得るために動画を視聴しています。
ですから、この解決策が驚きの内容で、自分の悩みを解決してくれるものであれば、「質が良い」と判断をするんです。
まずは結論で驚きを与えることで、動画を最後まで見てもらうことできます。
1度でも質の低い動画は出してはいけない
先述したように、伸びるチャンネルとは、「質の良い動画”だけ”をアップしているチャンネル」です。
この「だけ」というのが重要なんです。
視聴者は日々大量のコンテンツから、大量の情報を得ています。
ですから、どこでも得られるような情報を提供したところで、わざわざあなたのチャンネルを見ようとは思わないんです。
さらに、人には拡大思考と言って、目の前で起きた小さな問題を「これから先もまた同じ問題が起きそうだ」と拡大解釈をする傾向があります。(特に女性に多いと言われています)
そのため、一度でも質の低い情報を提供してしまうと「このチャンネルの情報の質は低い」と、思われて、2度目のチャンスを失うことになります。
ひとつの動画がチャンネル全体の評価に影響をするんです。
※アルゴリズムではなく人の感情の話です
みなさんも、ラーメンを食べに行って、出てきたラーメンがまずかったら、もう二度とそのお店にはいきませんよね。
動画も同じです。
期待感を持って動画を開いて「当たり前の結論」を語られたら、次の動画に期待をしません。
「次の動画も見たい!」と思ってもらって、継続的に動画を見てもらうためには、常に視聴者を驚かせ続ける必要があります。
そのために、結論は妥協せず「目からウロコの結論か?」を問いましょう。
「ネタもないし、これくらいでも企画として成立するだろう」という発想は、チャンネルを破滅に導きます。
伸びているチャンネルは、妥協していません。
解決策は具体的なアクションプランを提示する
質が良い結論にするためには、そもそも結論に驚きがあることも重要なものの、結論自体の質を磨き上げることもできます。
結論の質を上げるためには、結論(悩みへの解決策)を必ず具体的なアクションプランにしましょう。
動画によっては、必ずしも解決策が結論にならない場合もあると思います。
例えば、私が昔出した「ブサイクになる原因」という動画では、結論が「睡眠時間が短いこと」でした。
この動画の場合、視聴者は「ブサイクになる原因」を知って、「自分がブサイクにならないようにしたい」と思っています。
そのため、原因だけ知って動画が終わると、視聴者は「で、どうすればいいの?」と消化不良の感情を抱いてしまいます。
ですから、こういった場合も必ず「具体的なアクションプラン」を伝えるようにしましょう。
アクションプランとは、このように行動をすれば良いですよ、という行動指針のことです。
アクションプランは、視聴者が迷わないように、具体的にすることが重要です。
抽象度が高い曖昧な解決策では、視聴者が「結局どうしたらいいの?」と迷ってしまいます。
聞き手が迷ってしまうような解決策は、良い解決策とは言えません。
もしみなさん、人に相談をしてアドバイスをもらったとき、信頼できるのはどちらでしょう?
◎相談内容
人に遠慮をしちゃって、仕事で自分の意見を言うことができないんです。
◎回答
Aさん:いきなり意見を伝えようとせずに、小さいことから伝えてみたら?
Bさん:いきなり意見を伝えようとせずに、まず「分からないことを1つだけ質問してみること」から始めてみたら?
Aさんのアドバイスは「小さいことから伝える」というアドバイスです。
「小さいこと」とはどれくらいのことなのか、人によって解釈が分かれます。
そのため、Aさんのアドバイスを聞いても、行動に移すことは難しいでしょう。
行動に移すにしても、自分で考えなければなりません。
一方でBさんのアドバイスは「分からないことを1つだけ質問してみる」とかなり具体的です。
これなら迷わず「よし、次の会議で分からないことを1つだけ質問してみよう!」と行動に移すことができます。
良いアドバイスとは、これくらい具体的なんです。
これくらい具体的なアドバイスをもらえると、Bさんに対する信頼も厚くなるでしょう。
抽象的なアドバイスしかできない人は、それっぽいことは言えるけど、具体的なアドバイスができないんです。
なぜなら、本当は理解していないからです。
そういった人は次第に周りから「あの人、それっぽいことを語ってばかりで、結局何をすれば分からないんだよな」と信頼を失っていきます。
会社には、こういう上司がよくいると聞きます。
幸い私の上司は、むしろこういうことを指摘してくれるような方だったので、恵まれていました。
私も、その上司のことを誰よりも尊敬しています。
ですから、皆さんも結論では、視聴者が絶対に迷わない「具体的なアクションプラン」を提示するようにしましょう。
「目からウロコ」に見せるテクニック
目からウロコに見せるにはテクニックもあります。
誰でもできる簡単なテクニックは「極端に言い切ること」です。
例えば、「モテない人の性格」の実際の結論が「謙虚”過ぎる”人」だったとします。
この「謙虚”過ぎる”人」をそのまま結論に持ってくると、やや驚きがなくなります。
なぜなら「謙虚”過ぎる”人は当然モテなさそう」と思ってしまうからです。
これでは、驚きが失われて、この先も動画を見ようとは思ってもらえません。
一方で、モテない人の性格は「謙虚な人です」と言われたらどうでしょうか?
一般的に「謙虚は人」は良い人で、モテる傾向にあると思われています。
にも関わらず「謙虚な人はモテない」と言われると、「どういうこと?」と思ってしまいます。
このように「謙虚な人はモテない!」と極端に言い切った方が、話の先が気になるのです。
その結果、先が気になって動画を見続けてしまうんです。
この極端に伝える手法はマコなり社長などがうまく活用しています。
例:「結婚式には行くな!」など
「ウソにならないのか?」という心配もあると思いますが、安心してください。
結論を述べた直後に、補足をすることで回収できるので大丈夫です。
冒頭で紹介した例でも「厳密には、謙虚”過ぎる”人がモテないんです」と補足をしています。