④ベネフィットを訴求する
続いて「ベネフィットを訴求する」です。
ベネフィットについては、企画作りの章で詳細をお伝えしましたね。
企画作りの際に考えたベネフィットを参考にして、サムネにも文言として入れましょう。
知識を定着させるために、例も変えて簡単に復習をしておきましょう。
動画におけるベネフィットとは、「動画を見ることでもたらされる利益や未来」のことでした。
ユーザーは「この動画を見れば、自分が求めている未来が得られる!」と感じたときに、感情を刺激されて動画をクリックして視聴します。
注意しなければならないのは、ベネフィット=メリットではないことでしたね。
例えば、ユーザーに購入してもらうことを目的に、「操作が簡単な家電」を紹介する動画を作るとします。
この場合、多くの人は「操作が簡単」ということを訴求しようとします。
でも、「操作が簡単」というのは、この商品のメリットではあるものの、ベネフィットではありません。
ベネフィットとは、「ユーザーがこの商品を使うことで、どんな良い体験が得られるか?」ということです。
今回の例だと、操作が簡単なことで「家事が時短になること」「家事のストレスが減ること」などがベネフィットです。
そのため、サムネに使う文言は「操作が簡単な家電」ではなく、「家事が時短できる家電」のような訴求の方が望ましいです。
発信側は、どうしても商品やサービスの優れた部分を力を入れてアピールしがちです。
もちろん、それが悪いわけではないですが、ユーザーにとっての最重要事項ではありません。
自分目線ではなく常にユーザー目線に立って、「この動画を見ることで、何が得られるのか」を優先しましょう。
▼実際の動画
動画内容 :シャンプーの案件動画
商品のメリット:香りが良い
ベネフィット :女性からの好感度があがる
この動画の場合、もしメリットを訴求していたら、サムネの文言は「香りが良い最高のシャンプー」などとなってしまいます。
でも、(仮メンタリストえるの)視聴者はシャンプーなんてどうでも良いのです。
そのシャンプーを使った結果「どうなるのか?モテるのか?」が知りたいんです。
例のようにベネフィットを訴求することで、視聴者は気になって動画を視聴してくれます。