③悩みを洗い出す
③悩みを洗い出す
ある程度カテゴリの洗い出しと要素分解ができたら、いよいよ悩みを洗い出します。
ここまでやってみて、どうでしょうか?
いきなり悩みを書き出し始めるより、時系列のカテゴリと、それを要素分解したカテゴリがあることで、悩みも考えやすくなったと思います。
悩みの洗い出しにもステップがあります。
- とりあえず思いつく悩みを書き出す
- ウェブサイトを参考にする
- 本の目次を参考にする
1.とりあえず思いつく悩みを書き出す
ここまでに作ったカテゴリを参考にしながら人が悩みそうなことを書き出していきましょう。
こんな感じで、とにかく文の体裁は気にせずにとにかく書き出しましょう。
ただ、自分の頭の中だけだと、すぐに書き出せなくなってくると思います。
大丈夫です。そういうものです。
次のステップにいきましょう。
2.ウェブサイトを参考にする
自分の頭の中にあることを書き出したら、次は自分が発信をしようと思っているジャンルのサイトを片っ端からチェックしましょう。
自分が思っているよりも、人はさまざまな悩みを抱えています。
実際に仮メンタリストえるの動画を作るときも、最初は自力でネタを出していたものの、ひとりでのネタ出しに限界を感じて、ウェブサイトを参考にするようにしました。
このステップで多くの企画を洗い出せるでしょう。
◎なぜウェブサイトが良いか?
ウェブサイトを参考にするのが良い理由は、すでに悩みが網羅されていて、整理されているからです。
正直、YouTubeを検索ツールとして活用している私達はかなり早い方で、世の中の多くの人はGoogle検索での情報収集が当たり前です。
ですから、ウェブサイトで収益を上げている会社も山程あります。
ひと昔前には、キュレーションサイト(情報のまとめサイト)で荒稼ぎする人も大勢いました。(荒稼ぎはしていませんが、私もそのうちの一人でした)
ウェブサイトの運営会社は、主に自社サイトに掲載をしている広告・アフィリエイトで収益を得ています。
つまり、Googleから自分のサイトへの訪問数が増えれば増えるだけ稼げるんです。
そのため、サイトの運営会社は、Googleで検索した人を「いかに自分のサイトに訪問させるか?」を毎日考え抜いています。
もちろん、小手先のSEO最適化も重要ですが、何よりも力を入れるのが「コンテンツ(=記事)」です。
サイトの運営会社は一人でも多くの人に訪れてもらうために、ユーザーがGoogleで検索したワードにひっかかる記事を一つでも多く作ります。
ユーザーがGoogleで検索をするときは、何かしらの問題を解決したいときです。
例えば、最新のiPhoneの情報が知りたい、自分の体調が悪い原因を知りたい、などが挙げられます。
ハウツー系サイトの場合、この「問題」は「悩み」です。
つまり、ハウツー系サイトの場合、「悩み」を解決するための記事を網羅的に用意する事ができれば、自社サイトへのアクセスを集めることができます。
先ほども伝えたように、サイトの運営会社は毎日アクセスを増やすために考え抜いてます。
かつ、サイトを訪れたユーザーが情報を探しやすいようにカテゴリで分けるなどして、情報を整理してくれているんです。
(その方がGoogleからの評価も高くなるためです)
ですから、自分が発信をしようと考えているジャンルのサイトを見れば、多くの場合、悩みが網羅されていてかつ、情報も整理されています。
だからこそ、企画を考える時にはウェブサイトを参考にするべきなのです。
サイトのランキング上位の記事は、人が興味あるネタなので、動画にしても伸びる傾向があります。
ウェブサイトは、自分が発信をしようと思っているジャンルの有名なサイトをいくつか参考にすると良いでしょう。
Googleで検索をして上から5つくらいまでに表示されるサイトのチェックで十分です。
(上位表示されているサイトは優良サイトが多いので信頼できるはずです)
サイトをリストアップしたら、まずは全サイト少なくとも10ページ+人気ランキングを見ると良いでしょう。
最初から悩みを網羅して企画を作ることはできないので、まずはざっくり、世間一般の人たちの悩みが洗い出せれば十分です。
今後YouTubeのチャンネル運営をしながら、方向性が変わっていくことや、企画の出し方も変わってくることがあるからです。
新たな「悩み」を見つけたら、マインドマップにどんどん書いていきましょう。
3.本の目次を参考にする
ステップ3は「本の目次」です。
このステップ3は、より網羅的に悩みを洗い出すという点で、役立ちます。
「本の目次」は、本を買ってもらうために、著者と編集者が本気で作り込みます。
理由は、多くの人が本を買う時に「目次」を参考にするからです。
みなさんも店頭でおもしろそうな本を見つけたとき、まず表紙、つぎに目次を見ると思います。
目次を見て「おもしろそう」「自分の悩みを解決してくれそう」と思えば購入をするはずです。
私も本(イケメンはモテない)を出版しましたが、目次にかなり時間をかけて作成しました。
本を購入する人も、何かしらの問題解決のために購入をします。
ハウツージャンルの本においては、目次でできるだけ悩みを網羅的にすることで、「この本を読めば自分の悩みが解決しそう」と思ってもらうことができます。
実際に私が出版した『イケメンはモテない』(KADOKAWA)も出会いからLINE、ランチ、ディナー、告白まで一連の流れを網羅しています。
ですから、「本の目次」も企画を作る際に重宝します。
◎本の目次は企画のタイトルの参考にもなる
補足ですが、「本の目次」は悩みの洗い出しだけでなく、「企画のタイトル」の参考にもなります。
先ほどもお伝えしたように、多くの人は本を買うときに「目次」を見て買うかどうかを決めます。
そのため、目次で「いかに引きの強いワードを作れるか?」というのも、本を売る上では重要です。
このあたりの企画の作り方の詳細は後述します。
◎本の内容から企画が生まれる
ここまで「本の目次」だけに言及してきたものの、「本の内容」も企画に役立ちます。
特に、ネタ切れを感じたら本の内容を参考にすると良いでしょう。
本から情報を得ることで、新たな企画に繋がります。
企画は基本的に、自らの「記憶の組み合わせ」でしか生まれません。
既存の知識・経験だけでも一定の悩みを洗い出せて、企画を作ることができます。
でも、既存の知識、経験だけではいずれ組み合わせに限界がきます。
本から情報を得つづけることで「記憶の組み合わせ」のパターンを増やすことができるのです。
「記憶の組み合わせ」のパターンが増えれば、考えられる企画の数も増えます。
もちろん、ウェブサイトでも良いですが、個人的には、本がオススメです。
なぜなら、本の方が有料なだけあって、情報量が多く、より体系的にまとまっていることが多いからです。
◎本を読むことで発信内容が洗練される
加えて、本を読むことで自分の発信内容が洗練されます。
なぜなら、本は難しいことをわかりやすく言語化してくれていることが多いからです。
ハウツー動画を発信するにあたって、最も重要なのは「わかりやすさ」です。
もし仮に本に、知っている事が書かれていても、自分とは違う言葉で分かりやすく言語化をしてくれていす。
ですから、本を読むことで、自分の言語化と本の言語化を組み合わせて、より分かりやすい言葉で伝えられるようになります。
ちなみに私はこのようにして、読んだ本をスマホでマインドマップにまとめていました。
本を読みながら、スマホにマインドマップアプリを入れて、まとめていました。
上記のキャプチャは「iThoughts(1,480円)」というメンタリストDaiGoさんも愛用しているツールです。
iThoughtsは直感的に使いやすい一方で、次のようなデメリットがあります。
▼iThoughtsのデメリット
- 有料(1,480円)
- UI(見た目)が微妙
- PCにシェアできない(頑張ればできるかもしれないです)
ですので、個人的には冒頭でも紹介をした「GitMind」で良いと思います。
無料で、使い勝手が良くて、PCと共有することもできます。
iThoughtsに比べて、ちょっとだけ操作がしにくいですけど、慣れれば問題なく、ほとんどの人は気にならないと思います。