③カットの微調整

続いて、カットの微調整です。


カットをしてギャップを詰めた動画を一度再生します。


そうすると、次のようなことが見つかります。

  • 空白に違和感を感じる(カットしすぎ、余計な空白がまだ残ってる)
  • NGテイクが残っている
  • 必要なOKテイクが抜けている


これらを解消するために、修正をします。

 

空白に違和感を感じる(カットしすぎ、余計な空白がまだ残ってる)


最初のカット作業では、細かいつなぎまで考慮したカットができません。

そのため、カットしたクリップどうしを繋いだ際の違和感があります。


再生しながら「違和感があるな」と思ったらとめて、再度カットしましょう。

もしくは、カットしすぎだと思ったら、クリップを引き伸ばして微調整しましょう。


▼クリップを引き伸ばしてカット調整をする方法

一度ギャップを詰めた後に、「ちょっとカットしすぎた」という場合の対処法です。


まずは修正したいクリップ以降(右側)のクリップをすべて選択して、後ろ(右)の方に退避させましょう。(画像の①)

そうすることで、引き伸ばすための空白ができます。


次に、引き伸ばしたいクリップの端をクリックして右側に伸ばしましょう。(画像の②)

そうすると、カットしすぎたクリップが復活します。


ここから、どこまでカットするのかを決めてから、再度ギャップを詰めましょう。
 


NGテイクが残っている


最初のカット作業では、音声波形だけを見て編集をします。

そのため、NGテイクが残っていることもよくあります。

ですから、再生をしながら確認をすることで、意図せず残ったNGテイクを削除しましょう。

 

必要なOKテイクが抜けている


撮影時のミスなどで、OKテイクなのに合図を入れていなかった場合などに抜けていることがあります。

これも一度再生をしてから確認をしましょう。


抜けたクリップは先述した「クリップを引き伸ばす方法」と同じ要領で復活させましょう。