②カット

次にカット作業です。


編集方針によるものの、情報を伝える場合は無駄な間はカットしましょう。

間をカットすることで、短時間で情報量を最大化できます。

これは、ジェットカットと呼ばれる手法です。


動画の編集において、1秒でも「採用する理由がない」シーンは残すべきではありません。

どこを切り取っても「そのシーンが必要な理由」が説明できるようにしましょう。


なぜなら、説明できないシーンは、なんとなく残しているだけだからです。

そのようなシーンは、視聴者にとって無駄です。

言葉と言葉の空白時間も残すなら、明確な理由がある場合だけにしましょう。


具体的な作業手順


カット


カットをする時は、音声波形だけを見て編集をすると良いです。

撮影をする時に、OKテイクの時だけ音を鳴らしています。

そのため、OKテイクの直後は波形が飛び出ているはずです。
 


この飛び出た波形の直前がOKカットです。


ですから、飛び出た波形の直前の音声を採用すれば良いので、それ以外をカットし続けていきます。

「カットツール(厳密にはレーザーツール)」を選択して、OKテイクの前後にカットラインを入れていきましょう。
 


カットする部分にラインを入れることができたら、不要な部分はすべて削除しましょう。
 


※このあとの工程で、カットは微修正をするので、細かくやりすぎなくてもOKです。

 

ギャップを詰める


今、カットしたクリップがそれぞれ離れてしまっています。

一つの動画にするには、これらのクリップをくっつける必要があります。


このクリップとクリップの間の空白を詰めることを「ギャップを詰める」といいます。

ギャップを詰めることで、必要なシーンだけをつなぎ合わせることができます。


▼ギャップを詰める作業手順

ギャップを詰めるのは以下の手順でおこないましょう。

①カットしたクリップをすべて選択

②Premiere Proのメニューから「シーケンス」を開く

③「ギャップを詰める」をクリックする
 


以下のように、クリップ間の空白がなくなります。
 


これで動画のベースができあがります。