①AIが動画内容を読み取って興味関心のある人のオススメ欄に表示
①AIが動画内容を読み取って興味関心のある人のオススメ欄に表示
動画を投稿すると、YouTube側が動画の情報を読み取ります。

「動画情報」には、タイトル、概要欄、タグなど含まれますが、基本的には「動画の内容そのもの」がメインです。
どういうことかというと、動画アップ後、YouTube側は読み込んだ動画を一言一句AIで認識します。
そして、この動画がどんな動画なのかを判別し、興味があるユーザーに表示をします。
タイトル、概要欄、タグはほんの一要素に過ぎません。
これらから読み取ったデータを基に、興味関心が強いであろうユーザーのオススメ欄に動画が表示されます。
この時点では少数の人に表示されます。(どのように増えていくかはステップ②以降で解説をします。)
これはまさに「YouTubeには、自分の興味関心がある事に関する動画がある」と思ってもらうことを実現するための仕組みですね。
ここまで積み上げた前提を理解しておくと、納得感があるかと思います。
Q.読み取った動画情報は、ユーザーのどんなデータと照合されるのですか?
諸説あるものの、概ね「ユーザーの視聴履歴」と照合されます。
視聴履歴は、その人の興味関心を一番に表すデータです。
また、特に優先されるのは「直近でどういう動画を見ているか」です。
なぜなら、人の興味関心は、常に変わるものだからです。
先週まで興味があったことでも、翌週にはまったく興味がなくなることだってあります。
つまり、例えばえるの動画であれば、えるのことをまったく知らない状態でも、過去に恋愛関連の動画を見た事がある人には、えるの動画がオススメとして表示されます。
ひろゆきさんの切り抜き動画を一度見たら、何度もオススメに出てきたという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
この仕組みひとつとってもいろんなことが言えます。
例えば、話題のネタを絡めた動画をアップすると、登録者ゼロ状態でもいきなり再生数が回る、などです。
◎話題の時事ネタで伸びる例
例えば2021年は、オリンピックの開会式が話題になりました。
多くの人がオリンピックの開会式について検索をしたり、動画を見ています。
その結果、YouTubeのデータとしても「オリンピックの開会式に興味関心がある」と判断されるユーザーが大量に現れます。
その状況で、YouTubeに「オリンピックの開会式」に関連のある動画をアップすると、多くのユーザーのオススメ欄に掲載され始めるんです。

実際に私がテスト的に運用したひろゆきさんの切り抜きチャンネル(登録者ゼロ)で、オリンピックの開会式に関する動画をアップしたところ、約800回再生されました。

※その他の動画の再生数は2桁
これはあくまで仕組みの話であり、冒頭でも話したような「自分の商品の売上を最大化すること」から逆算をすると、必ずしも良い打ち手とは言えません。
ですが、理解をしておくだけでも応用ができるようになるので、しっかりと理解をしておきましょう。