④まったく興味関心がない人にもリーチ(バズった状態)
最後はステップ③の延長だと考えてもらえればOKです。
ここまでの流れはシンプルです。
最初は興味関心が強い人に動画がオススメされて、徐々に興味関心がない人のオススメにも載るよ、ということです。
YouTubeはただ、ユーザーが好きな動画をひたすら表示し続けるのではありません。
ユーザーが新しい発見をするきっかけを提供しているのです。

YouTubeがユーザーを依存させる手口は巧妙です。
最初は自分が好きな動画を見るためだけにYouTubeを開いていたのに、気づいたら自分が興味がありそうなチャンネルの動画がオススメに表示されるようになります。
さらに、オススメに表示される動画のサムネのインパクトがなぜか強い。
ここまで読んだあなたなら、理由は分かりますね。
そう、サムネのクリック率が高い動画がオススメに載るからです。
ユーザーは、思わずクリックしてしまいます。
そして動画を見てみると、おもしろい。
なぜか?
視聴維持率の高い動画がオススメに表示されるからです。
面白い動画を見たユーザーは「他の動画も見てみたい」と思い、チャンネル登録をします。
そうするとどうなるでしょう?
これまでは1つのチャンネルの動画を見るためだけにYouTubeを使っていたユーザーは、2つのチャンネルを見るためにYouTubeを利用します。
そうすれば、単純計算でYouTubeを利用する回数は2倍になります。
これが何度も何度もくり返された結果、気づいたら 「No YouTube No Life」の始まりです。

最後に補足として、チャンネル登録率が高い動画もオススメに載りやすそうです。(厳密に検証していないので言い切れませんが)
動画視聴後のチャンネル登録率が高いということは、その動画をオススメに表示すれば多くのユーザーに登録してもらえます。
多くのユーザーが登録をすれば、YouTubeの利用頻度も増えてYouTubeも儲かります。

ここまでが「ゼロから再生数が回る仕組み」つまりYouTubeのアルゴリズムの全貌でした。
ただ、実は登録者が増えた後になると、アルゴリズムの考え方が若干変わります。
このアルゴリズムの解説についてもお伝えします。
あとひと息、お付き合いください。