【広告収入の終焉】動画7本、たった20万再生で1億売り上げたからくり
YouTubeからの広告収益で稼ぐ時代は終わった
最初に、私がこれまでYouTubeの運用/コンサルをしてきて感じたことをお伝えさせてください。
それは「YouTubeからの広告収益で稼ぐのは時代は終わった」ということです。
「終わった」というより、第2フェーズが「始まった」という方が前向きで良いかもしれません。
多くの人は「YouTubeで登録者数十万人いけば広告収入で稼げる」と思っています。
結論から言うとそれは幻想です。
この教材を読んだ方には、間違った幻想を抱いて欲しくないため、現実をお伝えします。
実際に、1年間で登録者37万人まで伸びた「仮メンタリストえる」はいくら稼げたと思いますか?
主に活動をしていた2018年の11月から2019年の11月までのデータを出してみました。

75本の動画を投稿して、広告費は約470万円です。
1本あたり約6万円ですね。
どう感じましたか?
副業では十分と言える額でしょう。
でも、登録者37万人のYouTuberの収入と考えるとどうでしょう?
「意外と少ない」というのが感想ではないでしょうか?
少なくとも私は運営しながらそう思っていました(笑)
厳密には、企業案件も数件やったのでもう少し売上はありますが、それでも少ないです。(金額はこの後の章で公開します)
登録者が37万人もいると、会った人はたいてい、私のことをお金持ちだと思い込みます。
「いや、本当に稼いでないよ」と言っても信じてくれる人はいませんでした。
YouTubeの広告収益では稼げません。
というかコスパが悪いのです。
(というのはまぁ、半分ガチで半分ポジショントークで、広告収益最大化を極めてる方々もおり、全否定しているわけではないことをお伝えしていおきます)
では、YouTubeで稼ぐにはどうしたら良いのか?をこれからお伝えします。
まずYouTubeで稼ぐ方法は、大きく分けて3つあります。
- 広告収入
- 企業案件
- 自分の商品(サービス)の販売

順番に説明をします。
◎広告収入
広告収入の算出方法はざっくり言うと以下です。
投稿本数×再生回数×1再生あたりの単価=広告収入
▼月15本で平均再生10万回で再生単価0.3円の場合
15本 × 10万回 × 0.3円 = 450,000円/月

まず、1再生あたりの単価は大体0.3円 ~ 0.5円程度です。
単価はジャンル、視聴者層、動画の長さ等によってかなり変動があるものの、まぁ大体低く見積もって0.3円程度だと思ってもらってOKです。
仮メンタリストえるのチャンネルも単価は0.3円でした。(短尺で年齢層が若かったのも起因しています。)
ちょっと補足で、意外と気づかない人が多いのですが前述のように
視聴者の年齢層が高いと広告単価も高くなります。
なぜなら、年齢層が高い方がお金を持っているからです。
お金を持っている人は、単価が高い商品でも買ってくれますし、興味を持つものの単価も高い傾向にあります。
そのため、単価が高い商品の広告が表示されます。
さらに、単価が高い商品は広告単価も高くなります。
なぜなら企業は単価の高い商材の広告には、多くの広告費を払うからです。
一商品あたりに掛ける広告比率が30%だとして、1,000円の商品にかけられる広告費は300円で、10,000円の商品になら3,000円の広告費をかけられます。
身近な具体例で言えば、知り合いのエンタメ系YouTuberの方は再生単価0.3円で、
競馬系YouTuberの方の再生単価は0.6円などです。
ちょっと話が逸れましたが、再生単価は、全体的な平均としてざっくり0.3円で計算をしておけばOKです。

Q. YouTubeの広告収入で月50万円稼ぐためには?
では、YouTubeの広告収入で月50万円稼ぐためにはどれだけがんばる必要があるでしょう。
まず月間投稿本数を15本としましょう。
必死ににがんばって2日に一回動画を投稿するとします。
※本業にしないと無理レベルです
50万円稼ぐには、1本の動画で約3万円稼ぐ必要があります。
(50万円÷15本=3.33万円)
1再生0.3円とすると、1本の動画で3万円を稼ぐために必要な再生数は10万回です。
10万再生の動画を毎月15本も出し続けるのは至難の業です。
さらに言うと、平均的に10万再生を取るためには何人の登録者が必要でしょうか?
規模によって変わるものの、登録者のうち30%の人が常に再生してくれるとすると33万人の登録者が必要です。
※登録者がいなくても高い再生数を維持することもできますが、ここでは説明を分かりやすくするために登録者数を引き合いに出しています。

夢を壊すような話を申し訳ないのですが、これが現実です。
このように、広告収入で稼ぐのはハードルがかなり高いです。
一応最後に補足をすると、長時間動画かつ、視聴者層が高齢であれば単価がかなり高くなるので広告だけでも稼げます。
が、それでも視聴者に何十万再生もされる動画を作り続けるのは至難の技です。
◎企業案件
続いて企業案件です。
広告に比べて稼ぎやすいものの、企業案件も稼げません。
まずは多くの人が勘違いしていることから認識を合わせていきましょう。
企業案件の単価に登録者数は関係ありません。
単価は直近1ヶ月 ~ 3ヶ月の平均再生数で決まることがほとんどです。
私も昔は登録者数×◯円が単価になると思っていました。
でも、ビジネスを経験すると「ありえない」ということに気づきます。
企業案件というのは、企業の商品を人気YouTuberの動画を通して視聴者に買ってもらうことです。
企業は自社の商品を多くの人に知ってもらって、買ってもらうことが目的です。
つまり、自社の商品を紹介する動画を多く見てもらうことで売上に繋がります。
そのため、仮に登録者が100万人いても、1万回しか再生されないのであれば、100万人という数字は何の意味もありません。
私の経験上、企業案件の単価は次のようなイメージです。
「直近1ヶ月の平均再生回数×8円」
直近1ヶ月の平均再生回数が10万回なら、1案件80万円です。
もちろん、提案の仕方によってはもっと金額を上げる事も可能ですが、一旦はこれくらいだと思っておくと良いです。

これをベースに案件の特性(単価が高い、紹介しにくいなど)も加味して、担当者と調整します。
えるのチャンネルも平均再生数が10万程度だったので、最低80万円から案件を受けていました。
一応、企業さんには満足いただけていたようなので、数字に大きなズレはないかと思います。
8円はあくまで私の経験上の単価ですので、参考程度にしてもらえればと思います。
以前、当時15万人程度だった若いグループYouTuber(現在380万人)の方とお話した時に、この単価を知らずにめちゃくちゃ買い叩かれたことを知って驚いていました。
この記事を見ている若きYouTuberの方がいたら気をつけてくださいね。
話を戻すと企業案件で稼ぐのもオススメしません。
理由は2つです。
- 営業がめちゃくちゃ大変
- 視聴者からの信頼を失う
営業がめちゃくちゃ大変
有名になれば企業から案件がくるようになるものの、実際には自分のチャンネルとマッチしない案件が多いです。
さらに、実際に「自分が良いと思える商品」でなければ、案件動画として成り立ちません。(詳しくは後述)
企業案件を受けるためには、次の2つの条件を満たした商品を探す必要があります。
- 自分が良いと思える(使ったことがある)商品
- 提供企業がYouTuberにお金を払っても良いと思っている商品
結論から言うと、かなり難易度が高いです。

実際、私も実施した企業案件はすべて自分で営業をしました。
数十社に営業して、結果的に案件に繋がったのは2件でした。
割合で言えば悪くありません。
でも、これ以上母数を増やすことができませんでした。
自分が良いと思える商品に限度があったからです。
そのため、すぐに新規開拓ができなくなり、企業案件の営業を中止しました。
視聴者からの信頼を失う
企業案件は短期的には売上が上がります。
でも、視聴者からの信頼を失います。
企業案件は、信頼の切り売りです。
自分の信頼を換金していると思ってください。
ではなぜ信頼を失ってはいけないのでしょう?
視聴者からの信頼を失えば、動画が再生されなくなり、登録は解除され、オススメ商品を紹介するなどのアクションを促しても、動いてくれなくなるからです。
お金を稼げても、信頼を失ってしまえば本末転倒です。
最終的にはすべてを失います。
想像以上に視聴者は敏感です。

私も初めての案件動画で、かなり気をつけたつもりだったのですが、一部の視聴者さんの反応はよくありませんでした。
※9割くらいの人は満足していただけましたが
▼この動画の一部のコメント

これらの理由から企業案件で稼ぐのは難しい&オススメしません。
自分の商品(サービス)の販売
この売り上げ方が最もおすすめです。
理由は2つです。
- 最も売上やすいから
- 長期的に売上を最大化できるから
理由①最も売り上げやすいから
「自分の商品(サービス)の販売」で稼ぐのがオススメな一つめの理由は「最も売り上げやすいから」です。
ここまでに紹介した「広告収入」「企業案件」は再生数に比例をして売上が決まります。
そのため、数千再生ではほとんどお金になりません。
例えば、月収50万円を稼ごうとすると・・・
毎月10本動画を投稿するとして、再生単価を0.3円だとすると、1本あたり17万回再生されなければなりません。
平均再生17万回はかなり高い再生数です。
無理とは言いませんが、かなり険しい道のりでしょう。
今始めるならオススメしません。
労力の割に成果が見合わなすぎます。
▼広告収入で50万円を稼ぐ場合

一方で、自分の商品(サービス)だとどうでしょう。
例えば、もし恋愛ノウハウを発信している仮メンタリストえるが超実践恋愛テクニック教材を10,000円で売るとしましょう。
5,000再生の動画を月に10本出して、動画1本あたり0.1%の人が1万円の教材を購入すれば
1動画で5人購入(5万円) × 10本 = で月収50万円です。
広告で50万円稼ぐには毎回17万再生が必要だったのに、自分の商品を売れば同じ本数でも、求められる再生回数は毎回5000回です。
どちらのコスパが良いかは明白ですね。
▼自分の商品で50万円稼ぐ場合

※上記の図では「アフィリエイト商材」とありますが、アフィも単価が低い&信頼を失うので個人的にはオススメしません。
さらに、高単価な商材の場合も考えてみましょう。
例えば、人材紹介の場合。
人材紹介の一例として、企業に紹介した人の転職が決まれば、紹介した人の年収の約30%が報酬としていただけます。
つまり、年収500万円の人をひとり紹介すれば、150万円の報酬です。
毎月ひとり決まるだけで十分ですよね。
月に50万円稼ぎたいなら、3ヶ月にひとり決まればOKです。
(実際人材紹介は免許などいるので、簡単にはできません)
再生数から割合を割り戻してみても、5,000再生の動画を10本アップしたとして月5万再生です。
このうちの1人、ということは月間総再生数のうち0.002%が成約するだけでOKです。
割りと現実的な数字かと思います。

実際に僕も、広告収入を得ていた時と、自分の商品を販売している今では天と地ほどの差があります。
先ほど、1年間の広告収入は約470万円とお伝えしました。
この時の総再生数は2,173万回です。

これを月に割り直すと
・毎月10本の動画を投稿
・平均再生数は18万回
・これを1年間継続
です。
普通にヤバいです。
これだけやっても稼げる金額は470万円です。
とはいえ、これだけ見ても「470万円ならすごい!」と思う人もいるでしょう。
では、私が2023年に恋愛講座をテストリリースした時と比較してみましょう。
2022年8月14日に、復活動画を出して、ここから恋愛講座のテストリリースを始めました。

この日から1年間で2回、恋愛講座をテストリリースしました。
先ほどお伝えしたように1年間の売上は1億円(厳密には1億400万円)です。
では、1年間の再生回数を見てみましょう。

合計でたったの約20万回再生です。
改めて比較してみましょう。
▼広告収入の場合
総再生数:2,173万回
売上:470万円
1再生あたりの価値:0.21円
▼自分の商品の場合
総再生数:20万回
売上:1億400万円
1再生あたりの価値:520円
もちろん、仮メンタリストえるの場合は過去の信頼の積み上げなどあるので
再生数だけで単純計算できるわけではないものの、それでも違いは明らかで
なんと、2600倍ですw
とてつもない差です。
また、「520円」という数字だけ見ると小さく見えますが、冷静に計算をすると夢があります。
例えば、あなたが頑張って1,000再生の動画を月に10本出したとしましょう。
月間再生数は1万回になります。
私と同じように1再生あたりの価値が520円だとすると、これだけで月収520万円です。
この数字は仮メンタリストえるの過去の積み上げが占める割合も多いものの、マーケ導線をちゃんと組めば普通にこれくらい売れます。
私の経験上、YouTubeに新規参入して歴が浅い人でも1再生あたりの価値は最低でも100円はいきます。
実際私がコンサルをした人や、周りを見ていても妥当な数字感です。
このように、自分の商品を売るほうが圧倒的に売り上げやすいのです。
もちろん、誰でも同じように売り上がるわけではありません。
以下が高いレベルでできていることが前提です。
・チャンネルの戦略設計
・投稿する動画のテーマ(企画)選定
・視聴者がファン化する動画(台本)
・売上を最大化するマーケ導線
など
このマスターキットはフロントのYouTubeの伸ばし方に特化しているので
現時点(2024年1月時点)でマーケ導線に関しての解説はありません。
が、またプレゼント企画で一部公開をするかもしれないのでお待ち下さい。
マーケ部分は審査制で個別コンサルもやっているので
もし募集しているタイミングと合えばご検討いただければと思います。
理由②長期的に売上を最大化できるから
続いて、「自分の商品(サービス)の販売」で売り上げるのがオススメな二つめの理由は「長期的に売上を最大化できるから」です。
「広告収入」や「企業案件」で稼ぐのは、稼ぎにくいだけでなく、どれだけがんばって稼いでも長期的な売上に繋がりません。
なぜなら、これらの稼ぎ方は「YouTubeに依存し過ぎている稼ぎ方」だからです。
稼ぐためには再生数が命でかつ、半端な再生数では稼ぐことはできません。
さらに、動画を出し続けない限り収入は得られず、ひとたび体調を崩してしまえば収入は一気に減ります。
もしYouTubeが「明日から広告単価全員0.1円な」と言えば、従うしかありません。
何かしらの事情でチャンネルの収益が得られなくなってしまえば終わりです。
このように、YouTubeからの収益だけに依存している状態は、リスクが高すぎます。

一方で自分の商品を持っているとどうでしょう。
もし仮にYouTubeからの広告収入がゼロになったとしても関係ありません。
動画が再生される限り、動画から自分の商品を買ってもらえれば売上が立ちます。
さらに、一度自分の商品を買ってもらえれば、リピートで商品を買ってくれたり、別の商品も買ってくれるようになります。
「YouTubeの視聴者」ではなく「自分の商品のお客さん」になってくれるのです。
そのため、仮にYouTubeで動画をアップできなくなったとしても、大打撃を受けることはありません。
w

これは本当に画期的なことだと思います。
これまでは、自分の商品を知ってもらうためには、お金を払って広告を打つしかありませんでした。
でも今はYouTubeを活用すれば、無料で集客をすることができます。

しかも、まだ多くの人は「YouTubeは有名になるためのツール」と捉えています。
史上最強の集客ツールだということに気づいている人は、ほとんどいません。
この教材を見てる方は「皆気づいてるでしょ」と思うかもしれませんが、それはあなたの情報感度が高いだけです。
だからこそ、今、売上を最大化するならYouTubeなのです。
※他のSNSとの比較説明はするまでもないので省略をします。
シンプルに視聴者が自分に対して使ってくれる時間が多い→信頼度が高まる→商品が売れる
ということで、SNSの中でもYouTubeが最も長尺動画耐性のある視聴者が多いから、YouTubeがオススメ、ということです。
ここまで読んでYouTubeをやる気になった方には是非挑戦をしてみて欲しいです。
もちろん、このあと挑戦をするために必要な知識もお伝えするので、最後までお読みいただければと思います。